FAQ よくある質問
FAQ
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びわ湖畔の庭やギャラリーのあるゆったりとした環境のなかで、エネルギーをチャージしてもらいます。
子どもにとって安心・安全な居場所であることを第一に考えています。エネルギーがチャージできれば、子どもたちは自らの学びに向かい始めます。 好きなことや得意なこと、興味のあることを中心に、探求学習を行います。畑では季節ごとの野菜が収穫出来ます。ピザを焼く石窯もあります。 ギャラリーでは常設的に子どもの作品を展示しています。
国際水彩画交流展を開催したり、海外の子どもと絵画で交流をする機会を通じて、開放的な視野を養っています。
年に1度の研究発表会トライアンフ・マルシェでは、自分の学習したことや得意なことを他の子どもや保護者の方にみてもらいます。
また、不登校の子どもたちが運営するカフェ「アンビシャス」では、自家焙煎した珈琲を子どもたちが販売します。
開店準備や営業活動、珈琲の販売を通じてのお金のやり取りなど、実際の社会へつながる活動で、生きるための力を養います。
手作り石鹸をお店の横で販売したり、好きと得意なことに自由に取り組めるのがトライアンフの特徴です。
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大津市内はもちろん、草津市など近隣の市町村や滋賀県外、京都や大阪から通われる方もいらっしゃいます。
開校時間内でしたら、いつでもお越しになり、帰っていただいて大丈夫です。ご本人やご家庭に合わせた形での利用の仕方をなさって下さい。
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今のところ、トライアンフ生全員が出席認定をいただいています。
しかしながら、出席認定の可、不可は在籍校の判断となり、お子さんの在籍する学校がある自治体によっても異なります。その点お含みおきください。
認定がおりた場合は、ご自宅からフリースクールに通うための通学定期券の発行が認められます。
トライアンフの出席日数や、日頃の子どもたちの様子は適宜、私どもスタッフが学校と連携をとっています。詳しくはご相談下さい。
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まずは保護者様のみでも結構ですので、ご相談にお越しください。お子さんとご一緒に見学して頂いても結構です。
お子さんのご様子をお聞きしながら、トライアンフの体験に進んでいただきます。
集団が難しい場合は、個別でのご対応も可能ですので、お子さんにとって何が一番良いか一緒に考えていきましょう。
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自主的な勉強としてご自身で取り組み、スタッフがわからないところをフォローするようにしています。
学び方が違うお子さんには、学校のドリルやワークでなく、他の教材をつかう場合もあります。
学校の教科の学習だけでなく、生きる力をつけるための学びを重視しています。
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そのようなお子さんもおられますので、ご安心ください。ご一緒にきていただき、雰囲気を見ていただきたいと思います。
いきなりトライアンフが難しいようなら、個別指導の「異学舎」でまずスタッフと対話したり、勉強してみながら、親しんでいただくようにしています。その後、トライアンフのイベントに参加するなど、スモールステップで集団となじめるようにと願っています。
また、不登校となるお子さんは不安が強い場合も多くあります。保護者様と一緒に通っているうちに、ひとりで来れるようになったり、変容していくことがあります。
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小中学校で不登校になられた方、通信制高校のお子さんで、毎日は登校していない方が来られています。
中卒、高校卒のお子さんでも、将来についてまだ定まっておらず、いろいろな社会経験をしたい方も対象としております。
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小・中学校時代はトライアンフで過ごし、その後は通信制高校に行かれるケースが多いです。
最近では、通信制高校に対する世の中の眼もかわり、自分のやりたいことをするためや自由な時間を得るために通信制高校を選ぶことも多くなってきました。
高校にはいってからも、時折、課題をもってトライアンフに来たり、イベントには参加されるお子さんもおられます。
小学校から中学、そして高校と途切れることなくお子さんの進路を見守っていけるのもまたトライアンフの強みですね。
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トライアンフは殊更、ギフテッド児や才能児に対象を絞ったスクールではありません。
もちろん、通学されているお子さんの中には特定の分野に光るものをもち、それを「才能」と呼ぶこともできるでしょうが、私たちはあくまで子どもの「好き」や「得意」をサポートすることを理念としています。
とくに今の段階で「好き」なことや「得意」なことがなくても大丈夫。子どもの様子をしっかりと見て、どんなことに興味をもっているのか観察していると、自然にこんなことが好きなんだということがわかってきます。その気持ちを大切に育てたいですね。
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ご本人の特性や診断につきましては、よく傾聴して利用に向けての支援計画を立てていきます。まずはお気軽にご相談ください。
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普段は色んなゲーム、クラフト、イラスト、水彩画、クッキングなど、トライアンフで出来ることをしています。自分で持ってきていただいても構いません。
活動体験にも力を入れており、皆んなで出掛けて地域や専門家の方と一緒に自然観察、昆虫フィールドワーク、びわ湖の生き物採集、竹炭焼きなど貴重な体験が出来ます。
また夏まつり、BBQ、遠足や旅行などで家族間の交流も図っています。
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イギリスのことわざに、「馬を水辺につれていけても、水を飲ませることはできない」というものがあります。
何としても水を飲ませたいとするならば、喉が渇くまで待つか、渇くように働きかけるくらいしか術はありません。
学校へは何のために行くのでしょう?いくら親が嫌がる子どもを車に乗せてでも連れて行ったとしても、子どもは学校で得るものはなく、逆に無理やりに自分の考えとは違うことを押し付けられたように思います。
お子さんが行き渋るというのは、ひとつははっきりとした理由がある場合、つまり〇〇さんが××したとか、〇〇先生がこう言ったとか嫌だったことが限定される場合もあります。その場合は、学校に相談して問題が解消されたらまた登校しはじめる場合もあります。また、そうではなく学校のシステムそのものや人の多さ、ざわめきなど環境に合わない場合もあります。全員一律に指示されることを嫌う子もいますし、先生のちょっとした言葉の表現を強く感じ取り、ひどく気にする子どももいます。最近ではHSPといった特性も耳にしますし、神経発達症(発達障害)やギフテッド、2Eなどの特性をもつお子さんは環境に敏感な場合も多くあります。
不登校の原因はそれぞれ違うので、一概に言うわけにはいかないですが、トライアンフをはじめフリースクールや親の会では似たような状態のお子さんのことをよく理解している専門家がいます。あまり無理やりに登校させ、つらい気持ちを引きずったまま成長するよりも、一旦、学校から離れてみるのも一案かと思います。
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子どもが不登校になった当初は、不登校を受け入れはしつつも、勉強は学校と同じようにしようね、という約束を子どもと取り付ける保護者の方は少なくないです。
勉強がつらくて不登校になっている場合もありますから、そのような子どもに無理やり勉強させようと思っても、自分の殻に閉じこもってしまうことが予想されます。
勉強が遅れてしまうという危惧はもっともですが、学校の勉強を計画的に家庭でおこなうことは、かなり難しいと思います。
また、学校の勉強方法では頭に入らず、学び方が違う子どもたちも存在することは知っておいていただきたいところです。無理やりに何回も漢字の練習をする、わかっている計算を何度も反復する、こういった従来のやり方が受け付けない子どももいます。できないことを叱るのではなく、なぜできないのかしっかりと観察することが重要です。読むことや書くことが苦手であったり、視力はちゃんとあっても視覚からの認知が弱かったり、聴覚からの認知が弱かったりすると、学校の全体にむけての一斉授業では大変かもしれません。
「ホームスクーリング」という言葉もありますが、これは学校の教科に合わせた勉強を時間割を作って行うということではなく、子どもの興味や関心にそくして、子どもが知りたいと思うことや学びたいと思うことを広く社会に出て、追求しようということです。
ご心配はわかりますが、勉強を含めて一旦はすべてを取り除いて、何を生活の中に取り入れていくのがよいのか、子どもの様子に合わせて考えていかれてはいかがでしょう。
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ゲームの問題は不登校の子どもたちに限らず、今の時代避けては通れない問題かと思います。
お子さんはゲーム以外にも楽しめるものはありますか?
不登校になった時、多くの子どもは自分自身を責め、このままではいけないと心の底で思っています。みんなが学校に行っているということを考えたくなくて、学校のある時間帯はゲームに没頭し、心の安定を保っているケースも多くあります。
今やeスポーツがオリンピック競技になるなど、一方的な考えでゲームを否定すること自体がナンセンスになっています。とはいえ、WHOはゲーム中毒を正式に精神疾患とし、何時間もぶっ通しでゲームをし続けた若者が急死するケースもあります。
ゲームの問題は現状の子どもの様子を見ながら節度をもって楽しむというのが最適解でしょうが、それがなかなか難しいですね。
少なくとも、一方的にゲームを取り上げると、お子さんと親御さんの関係は悪化するでしょうし、ただでさえ不安定な不登校の時期にそれは望ましいことではないと思います。
近年のゲームはインターネットを介して友達と通信して遊べるようになっています。子どもたちにとってはコミュニケーション手段の一つになっているわけです。
どんなゲームをお子さんがやっているのか、どんなところが面白いのか、だれとやっているのか、ゲームから広がる話題はないでしょうか?
まずは、お子さまとの関係を安定させ、いろいろな話をする中でゲームの時間や家での過ごし方について考えていかれるのが良いかと思います。
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理由は一つとは限りませんし、これという明確なものがあるとも限りません。
学校に行かない理由が、はっきりとしたいじめであるとか、このことが××だから行きたくないのだ、というように限定的であれば、比較的話しやすくもあるのでしょうが、そういったケースの方が少ないように感じます。
小学校高学年から中学生にかけては、「同調圧力」というなんとなくみんな同じでないと浮いてしまう、けど私は同じようにはできないししたくもない、というお子さんも多いです。
そういった子どもたちが「同調圧力が嫌だから学校に行かない」とはなかなか言えないものです。
理由を求めることを一旦辞めて、お子さまが家で安心し、ゆっくりできる時間をつくってあげましょう。家族でカードゲームをしたりTVなどを一緒に見るなどして、家族の会話を増やす中で、お子さまがいろいろな気持ちを話してくれるかもしれませんね。
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確かにご心配な気持ちはわかります。学校にさえ行っていれば、他の子どもたちと同じようにある程度ルートがあるように思えますね。
義務教育の小・中学校の期間は、不登校であっても卒業できてしまいます。高校については今は通信制高校も増えてきており、認知度も高くなっているのではないでしょうか。
これからますます社会での価値観が従来のものとは異なってくるように思います。周りの子どもと同じように高校を出て、大学を出て、社会人になったとしても、そのまま安泰にずっと過ごせるという保証は何もないのです。
不登校のお子さんはベルトコンベヤー式に流されていくルートから自分の意志で降りた子どもたちです。将来のことを考えていないから学校に行かないのではなく、考えているからこそ、降りようと思ったのかもしれません。
無理やり学校に行かせるのではなく、不登校の期間をどう過ごすか、自分のやりたいことを見つけて、それに向かって挑戦を続けていくパワーを充電してほしいと思います。
トライアンフでは近隣の通信制高校のパンフレットを備え、ご覧いただけるようにしています。またトライアンフ卒業生も多くなり、いろいろな通信制高校についての情報も得られます。
勉強がしたい子、したくない子、友達が作りたい子、一人が好きな子、宿泊スクーリングでも大丈夫な子、それが嫌な子、さまざまな条件の中からお子さんに適した学校を一緒に考えていければと思います。
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われわれ親の世代では、あまり不登校になる子ども自体少なく、自分の子どもが道に外れてしまっているような感覚になっておられると思います。
不登校でも大丈夫!と聞いても、家の中にいる子どもを見るとやるせない思いになったり、やっぱり不安が押し寄せてきます。いつまで見守っておけばよいのか、このままで大丈夫かと思って心配になりますよね。
結局のところ、不登校の子どもを受け入れるということは、親自身の価値観を変えることやいろいろな思いを「手放す」ことに他なりません。
ご近所からどう思われるだろう、友達はどこそこの高校に行った、学校の時間帯に外に出るのは体裁が悪い...そういった周囲の目を気にしてはいないでしょうか。
これからますます社会での価値観が従来のものとは異なってくるように思います。周りの子どもと同じように高校を出て、大学を出て、社会人になったとしても、そのまま安泰にずっと過ごせるという保証は何もないのです。
不登校のお子さんはベルトコンベヤー式に流されていくルートから自分の意志で降りた子どもたちです。将来のことを考えていないから学校に行かないのではなく、考えているからこそ、降りようと思ったのかもしれません。
親子とはいえ、お子さんと保護者様とは、人としては独立した個人です。それぞれが育ってきた環境も違えば、思うことも異なります。
無理やり学校に行かせるのではなく、不登校の期間をどう過ごすか、自分のやりたいことを見つけて、それに向かって挑戦を続けていくパワーを充電してほしいと思います。