組み紐を作ろう
- 2024.10.20
- 活動報告
組紐作り体験
藤三郎紐さんは逢坂にある江戸時代から続く伝統工芸の組紐屋さん🧵
今年もお世話になりました。
1日目は染色の日
絹糸を天然の染料で好きな色に染めるためにヤシャブシの実を拾いに行きました。
ヤシャブシは松ぼっくりを小さくしたような見た目でタンニンが多く含まれているため茶色や黄色に染めることができるそうです。
道中では青色のキノコを見つけたりサワガニが歩いていたり
大きなカマキリを手に乗せたり
どんぐりを拾ったりお堂で手を合わせたり自然を満喫しました。
ヤシャブシを煮ながら
無事ヤシャブシが集まると実を煮ている間に組紐についての講義をしていただきました。
蚕の繭や絹糸、染料となる植物などテレビ等で見て知識として知っていた子も多かったのですが、実物に触れるのはほとんどの子が初めてで、とても興味深そうに集中して話を聞けました。
豊富な知識のお兄ちゃんは先生からの質問にもばっちり答えていて大活躍でした😃
染色開始!
見せていただいた中で印象に残った染料は、虫を乾燥させて抽出した「コチニール色素」と呼ばれる赤い色素で現代でもハムなどの着色に使われているそうです。
みんなでいよいよ絹糸を染めに挑戦
草木染めと聞くと昔ながらの手法で難しそうなイメージだったのですが、牛乳とミョウバンと布があれば玉ねぎ・ナス・みかんの皮やよもぎの葉など身近にある材料でも出来ると聞きました。
トライアンフで実験してみるのも面白いなと思いました!
絹糸を慎重に天然の染料で煮出した鍋に浸していきました。
漬ける時間で色の濃度を調整したり、違う色同士を混ぜて自分だけの色にしたり各々がオリジナルの染め糸を完成させました。
絵が得意な中学生のお兄ちゃんは、アーティスト魂に火がついたのか最後まで色にこだわっていて紺色のとても上品で高貴な色に仕上がりました。
お弁当タイム🍙
工房の中でお弁当も頂かせて頂くなど、とても温かいお気遣いを頂きました☺️
内記台とは!?
藤三郎紐さんの日本昔ばなしに出てきそうな昔ながらの日本家屋には子供よりも保護者さんの方が興味津々で、最後にはお部屋を見学させていただいたり内記台と呼ばれる木製の手動式組台を実演して頂いたりしました。
その際日本の伝統工芸の厳しい課題の話も聞き、若い世代のトライアンフ生がこうやって昔ながらの技術に触れることの大切さも実感しました。
次回染めた糸を使って組紐を編むのがとても楽しみです。
ショートムービー🎦 動画
一週間後にまた伺って、今度は染めた絹糸で編んだ組紐をストラップに仕上げた様子。
サクッとご覧下さい😊
京阪三井寺駅びわ湖側徒歩2分、京阪びわ湖浜大津駅徒歩5分、JR大津駅徒歩20分。
施設には駐車場はございません。近隣の駐車場をご利用下さい。
色んなタイプの子たちがそれぞれ居心地の良い場になるように交流しながら、その子の「好き」や「得意」を追求します❣️ 見学、体験希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい(ᵔᴥᵔ)